「きらめき」短期講座案内

「茶道のこころに学ぶ」
〜暮らしの中に生きる茶道・一期一会の世界〜


講師:茶道裏千家教授・川原 宋吹 氏

060329_tya_top.jpg 茨木市立生涯学習センタ−:きらめきでは、1年または半年単位の生涯学習講座を開講するとともに、4〜5回の短期講座をあわせて開講しています。
 
 今回紹介するのは、平成18年3月に4回シリ−ズで、きらめきの和室を利用して開催された短期講座、「茶道のこころに学ぶ〜くらしの中の茶道〜」です。この講座は、皆さんの関心度が非常に高く、受付初日で定員20名に達しました。

○講座のあらまし
  ・日本の伝統文化である、侘び、寂びの精神を学ぶ
  ・茶道の意義、そして日常生活の中での茶道について知る
  ・千利休によって完成されたわび茶について理解する

○実技講習編
 座り方、おじぎの仕方、立ち上がり方、歩き方、襖の開け方閉め方、床の間拝見の手順、お菓子のいただき方、お薄のいただき方、主客とお詰めの役割、などなど。そして家でも点てられるように略式点てのお手前でお茶席の雰囲気を感じつつ実際に受講 生がお茶を点てていただく、という盛り沢山のメニュ−でした。

○講師のコメント
・川原先生は講座の趣旨として、受講者が「和」の文化、そして一期一会の精神に興味を持たれるきっかけ(入り口)を作らせていただけたらうれしいと述べておられます。
・日常生活の中に茶の湯を(日本の伝統文化を)生かしながら楽しむためのお茶は、真のおじぎで始まり、真のおじぎで終わる。なにごとも思いやり、気配り、感謝の気持ちを挨拶に込めて心からしましょう、とのことでした。
・お茶碗などのお道具類も、職人さんが心を込めて創られたもの、特にこのような公共の場のものは沢山の人が共同で使うので大切に扱いたいものです。と話される川原先生の優しい気持ちが伝わってきました。

○受講生のコメント
・今回の講座には、若い女性の方が多く参加されていました。「キッズル−ムでの保育があるから、子どもを預かっていただけるので、安心して受講できるのがうれしい」、とのことでした。
 ・「これをきっかけにして、自分たちでサークルをつくりたい」との声もありました。

 お薄の点て方の実技指導では、お互いが主人と客の立場を実際に交互に体験するなど、熱心に学んでおられました。
 受講生の有志で自主サ−クルを結成し勉強していきたい、という姿に、茨木市がめざす「生涯学習」の主旨が市民の皆さんに理解されつつあるようです。
 
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