「きらめき」イベント案内

      ランチタイムコンサート

            〜リコ-ダ-の素朴な音色と豊かな響き〜
  

                             出演 指揮:井上 佳代 氏
                            演奏:「アンサンブル・ビーネ」の皆さん


 桜の花が満開の季節がすぐそこまで来ているように感じられる平成20年3月19日(水)の昼、“きらめき”ランチタイムコンサ−ト「リコーダーの響きを楽しんで…」が開かれました。
 あいにくの雨天にもかかわらず来場いただいた約50名の市民の皆さんを前にして行なわれました。

  出演グル−プの紹介

 今回出演された「アンサンブル・ビーネ」の皆さんは、リコ−ダ−の演奏者であり指揮者でもある井上佳代氏の指導のもと、10年以上にわたって研さんを積んできておられます。
 今回は大きさの異なる5種類のリコ−ダ−(ソプラノリコ−ダ−、アルトリコ−ダ−、テナ−リコ−ダ−、バスリコ−ダ−、グレ−トバスリコ−ダ−)を、女性6名と男性3名が演奏され、素朴な音色と豊かな響きを披露されて、音色、アンサンブルの素晴らしさを堪能させてくれました。

  リコ−ダ−という楽器は…

 木管楽器であり、気鳴楽器の一つである「リコ−ダ−」は、ヨ−ロッパで14世紀に生まれ、ルネサンス時代からバロック時代にかけて愛好された楽器です。一時下火になりましたが20世紀になって復活しました。
 日本へは第二次大戦後に導入され、小学校・中学校の音楽教育用楽器の一つとして広く普及してきました。
 現在の「リコ−ダ−」は、大きさによって8種類に分かれ、その材質はロ−ズ、黒檀、楓などです。その音色は素朴な音、柔らかい音、奥の深い音で、聴く人をやさしく包み込んでくれます。

  コンサ−トで演奏された曲(計12曲)

@ピタゴラスイッチ・オ−プニングテ−マ
Aナンシ−
Bオ−ルド・スパニョレッタ
Cガリヤルド・フランソアズ
Dコラ−ル
Eふるさと
Fアニ−・ロ−リ−
Gロンドンデリ−・ エア−
Hアルベニスのタンゴ
I(宮廷のダンス音楽3曲)ガボット、 サラバンド、ジ−グ
(アンコ-ルとして)
Jふるさと
Kロンドンデリ−・エア−


  聴かれていた皆さんのご感想

・「リコ−ダ−」という楽器を初めて見ました。そしてその音色を初めて聴きました。本当にいい音色ですね。聴くことができてよかったです。
・小学生の息子がプラスチック製「リコ−ダ−」を学校で使っていますが、どんな音か知りませんでした。こんな音のする楽器だったんですね。
・「リコ−ダ−」といっても、今日見た5種類でも、ソプラノリコ−ダ−から人の背丈より大きいグレ−トバスリコ−ダ−まで、大きさが随分と違うんですね。
・アンサンブルも素晴らしいですが、5つの「リコ−ダ−」の音が実際にどのように違うのか、一つずつの音を聴いて実感してみたかったです。

  取材のアシスタントからの一言

・この日はあいにくの雨空になりましたが、ランチタイムコンサ−トに来るのは初めてという人、このグループのファンの人などが、静かに聴き入り味わっておられました。
・指揮された井上さんは、「このエントランスホ−ルは気持ちよく演奏できます。またリコ−ダ−用に作曲・編曲されたものが少ないのが悩みの種です」と言われていました。
・「アンサンブル・ビ-ネ」の皆さん、ぜひ2回目をお待ちしております。リコ−ダ−の響きをもう一度聴かせてください。