「きらめき」短期講座案内

  フラワ−アレンジメント講座
   
    感性を生かして、自分らしく活けて愛でるために…


講師:坂元 初榮 氏(ヨ-ロピアン・フラワ-デザイン連盟)


 西洋で生まれたフラワ−アレンジメントが日本に入ってきたのは、今から15年ほど前です。以来、日本の生け花とはひと味違う、簡単さと自由さ、そしてきれいさと可愛さによって人気を博しています。日本各地に急速に普及しつつあります。
 今回紹介するのは、平成19年の4月初旬〜5月中旬にかけて、5回シリ−ズで行われた「フラワーアレンジメント」講座です。月曜日の午後、茨木市立生涯学習センタ-"きらめき"1階工芸室で開催されました。

  講座の概要
 

 坂元講師の指導理念は、難しい理論はおいておき、とにかく「活けてみましょう」という実践派。基礎編の活け方を一回に一つずつ、計五つを実際に活けて学習すします。
 各回のテ−マ(タイトル)は、次の通りです

第1回:ラウンドブ−ケ(バスケット形)。
第2回:プ−ドル(犬)。
第3回:春の陽だまり(温かさ)。
第4回:トロピカルクレッセント(三日月形)。
第5回:トライアンギュラ−(三角形)。

  講師のコメント

・フラワ−アレンジメントは、言ってみれば「西洋流の生け花」です。日本流生け花のように正座をして行うということはありません。私も12年ほど前から始めま した。
・剣山の代わりに「アクアホ−ム」というスポンジ状のものに花を挿し込みます。自分の感性で自由に、好きなようにに、楽しみながら花や緑を挿し込んでいけばいいのです。
・フラワ−アレンジメントには「いやしの効果」がある、とも言われています。 活けているとき、また飾ってあるのを見るときの精神が非常に安定してくるのです。
・今回の講座は5回という短期間ですので、基礎の中の基礎だけしかできませ ん。できれば仲間同士の自主グル−プでの勉強や、他の教室などにも参加さ れると良いですね。
・いろいろな教室の生徒さんを中心に、できれば一度、フラワ−アレンジメン トの「生け花展」を開催して、皆さんに見ていただきたいですね。

  受講生のコメント

・花が好きで生け花をしたかったのですが、日本流の生け花は着物や正座があ って苦手。今回『広報いばらき』3月号を見て、これだと思って応募しまし た。良かったです。
・教室で制作したフラワ−アレンジメントを持ち帰って飾ってみると、家の中 がちょっと豪華になったような感じがして、うれしいです。
・主人や娘が喜んでくれますし、ほめてくれますので、張りあいがあります。
・できれば中級・上級を経て、インストラクタ−の資格取得まで挑戦してみたいですね。

  取材アシスタントの一言

・取材は4回目の講座開催日で、トロピカルクレッセント(三日月形)の時にさせていただきました。当日出席の11名は全員女性で、講師がされる説明と見本の手順を参考に、自分のセンスで花と緑のバランスを考えながら、真剣な眼差しで活けておられました。
・今回は花の部分にユリ、デンファレ、カ−ネ−ションなど5種類、緑の部分にフェニックス、ドラセナなど3種類、計8種類がアレンジされ、色鮮やかで大変豪華な感じがしました。
・坂元講師は、以前は未生流の生け花をされておられたが、今はフラワ−アレンジメントの魅力に取りつかれ、その普及に全力を尽くしておられます。この茨木の地に、フラワ−アレンジメントの大輪が花開くのも、そう遠くない日だろうと思われます。