「きらめき」文化講座案内

国際事情と国内時事問題を楽しく学ぶ

〜市民のまなざしを大切にしながら〜


講師:古谷 浩(ゆたか) 氏(ジャーナリスト、大阪産業大学特任講師)

  講座の概要

 国内外の情勢(政治、経済、社会、文化)を詳説します。
 アメリカ、EU、ASEAN、中国、朝鮮半島、ロシア、北欧諸国等の現状及び日本との関係を分かり易く解説します。
 日本の教育やしつけ、環境、福祉問題及び政界余話等にも触れます。
 プリント配布、ビデオも適宜使用します。

  講座の内容(ラインアップ)

年間計画の主要なものを紹介します。
・中国の政治経済社会情勢&日本との関係 
・「千の風になって」 〜大震災、列車脱線事故等に
 因んで〜
・アメリカの「ワーキング・プアー」の実態 
・韓国・北朝鮮の実情
・アジア地域の人々の生活事情 〜貧困に苦しむ人々の
 実態ルポ〜
・インド 〜その消費パワー、頭脳,医療ビジネス〜
・ドイツの実情 〜東西両ドイツ統一とその後の苦悩〜
・日本のバカ親の縦横無尽さ 〜それは我が子をつぶし、国を駄目にする〜
・日本の教育の現状 〜その多少いびつな状況と教育基本法改正の問題点〜
・世界の中の日本、アジアの中の日本 など全30講座です。

  ある日の講座風景

 取材日(5月28日)とその次の週の2回にわたって、日本における生活格差社会についての学習でした。
 日本の格差社会の現状をビデオ視聴を通して理解し、その後、講師の先生より問題点について解説がなされました。
 その中で、1980年代末以降、日本では、ワーキングプアー(働く貧困層)が増え、働いても働いても生活が豊かになれない現状があるということを具体例を示しながら話されていました。 
 海外の例も紹介され、それによると、中国の格差社会は日本以上に貧富の差が大きくなっているとのことでした。 

  講師のコメント

毎日新聞社「英文毎日」元編集長として国内のみならず数十回にわたる五十数か国での
 取材経験を踏まえて国内外の情勢を
わかりやすく解説しています。
・ビデオなどの視聴覚教材を使って理解を深めるように努めています。
・時に応じて話題となっている時事問題も随時取り上げて解説していく予定です。
・アメリカの情報に比べて、日本のマスメディア(テレビや新聞)ではあまり伝えられていない
 ヨーロッパやアジア諸国の情勢についても取材体験を踏まえて詳しく説明します。
・受講されている皆さんには、世界の中における日本の位置、そこでの個人の生き方などを
 地球市民的視野で考えてほしいと願っています。
・そのために、事実関係を的確に伝え、次にどう行動すべきかを提示し、受講生の方と
 質疑応答するスタイルを取っていきます。

  受講者のコメント

・この講座を受けてからニュースを聴いても視点が変わって面白いです。
・一日の生活の中でのメリハリを求めて受講しました。
・子どもを育てる上で、親としてどう対処すべきか、また、親としての自分の視野を広げたいと
 思って受講しました。
・身近なテーマを取り上げて、今の日本はどうなっているのか、世界的な観点から分かりやすく
 かみくだいて解説してくださるので難しくありません。いろんな国に対しての理解度が
 高まりました。
・講師先生の知識が豊富なので、政界等のうら話が聞けて面白いです。
・新聞、テレビでは得られない生のニュースを聞くことができ、興味深く受講しています。
・もともと国際情勢、時事問題に興味があり知りたかったので、ボケ防止も含め、退職を機会に
 受講しました。知らない人と接し、いろいろな話をするのも楽しみのひとつです。
・過去よりも現代、未来をテーマにした講座に関心がありました。

  取材アシスタントの一言

・担当されている講師の、力強く話されている姿に感動しました。
・今日のビデオ視聴を通じて、日本の格差社会の現状を目のあたりに見ることができました。
・受講されている方は、皆熱心に講師の話に耳を傾けておられました。
・講師は、講義中に受講者から出された数多くの質問にもていねいに解説されていました。
 双方向性のある講座風景に感動しました。