「きらめき」短期講座案内

   ハンドベル入門講座

      〜澄んだ音色が心を癒す“天使のハ−モニ−”〜

講師:宮本 あき子 氏(ハンドベル&ト-ンチャイム教室主宰)

 ハンドベルは16世紀にイギリスで生まれ、欧米を中心に教会音楽(讃美歌など)用として発達し、400年以上の歴史をもつ楽器です。
 日本では1964年(昭和39年)にハンドベルが初めて紹介されて以来、教会や小学校などを通して急速に広まりました。今では様々な場所で演奏されるポピュラ−な楽器の一つとして、その澄んだ音色を楽しむ人が多くなってきています。
 今回の「ハンドベル入門講座」は、平成19年9月から10月にかけて5回シリ−ズで行われました。

  講座で練習された曲目など

〇概要の説明:
 ・ハンドベルという楽器、 
 ・持ち方、鳴らし方、止め方、楽譜の見方、などの基本。
〇練習演奏曲目:
  ・音を鳴らす練習曲(3曲)
  ・Silent Night Holy Night!(きよしこの夜)
  ・ハイドンの練習曲
  ・ドボルザ−クの交響曲「新世界」より
  ・Amazing Grace
  ・ジャ-マン・フォ-クソング(ドイツ民謡)
  ・きらきら星、など。

  講師からのコメント

・ハンドベルという楽器は、基本的には腕を振って鳴らすだけのものです。誰にでも音が出せる
 楽器で、演奏形式は、1人が2本〜3本のハンドベルを担当して11人編成で合奏するもの
 です。
・大変に優しい澄んだ音色で、心を癒す“天使のハ−モニ−”とも呼ばれています。
・今回は5回という短期間ですので、完全習得するのは無理だと思います。ハンドベルという
 楽器に実際に触れて、鳴らしてみて、この楽器の一端を知っていただくことを講座の中心と
 しました。一人ひとりが自分の音(パ−ト)を担当して、その楽しさを分かっていただければと
 思います。
・ハンドベルの基本は「振り方」です。当たる所にきちんと当たり、全員の演奏が揃えば、非常に
 きれいな心に響く音色になります。
 
 受講者の感想など

・『広報いばらき』8月号を見て応募しました。
 音楽は苦手で、ハンドベルに触れるのは初体験でした。皆さんと一緒に合奏できるのはとても楽しかったです。5回だけで終わるのは寂しいですね。
・学生のときからハンドベルに憧れていました。今回初めて触れてみましたが、考えていた以上に難しいです。練習の積み重ねが大切ですね。
・「和音」という合奏部分が一番難しいです。遅れてもいけないし早くてもだめ。とにかく演奏メンバ−全員(リンガ−)が助け合って、心が一つになることが大切だと思いました。
・低音部のハンドベルは大きくて重たいですね。少し筋肉痛になりそうです。
・練習を続けたいです。来年度の生涯学習センタ−"きらめき"の講座(15回コ−ス)に入れていただき、もう一度、基礎から習いたいです。

  取材アシスタントからの一言

・取材は最後の開催日(5回目)にしました。受講者全員が出席されていて関心の高さを感じました。
 この日は最後の総復習ということで、「思う存分に振ってみましょう」の講師の言葉で講座は始まりました。これまでに練習した曲をもう一度演奏し身体で覚えるようにされていました。
・受講者全員が真剣に取り組んでいて、上達されていく様子がよく分かりました。
・今後はこの仲間で自主グル−プを結成し練習を続けていこう、との話がありましたが、ハンドベルを体験されてみて、その魅力に引きつけられつつあるように感じました。
・今回の受講者は全員が女性でしたが、男性にもハンドベルの輪が広がることを期待したいです。