「きらめき」イベント案内
きらめき教養講座
六十路七十路のパソコン習得を支援
シニア・パソコン講座 初級T&U
講師:近畿大学理工学部講師 田中 晃代 氏
第11回の講座開催日である平成21年9月26日(土)に取材させていただきました。当日出席の皆さん20名は田中講師の分かり易い操作説明と指導、市民アシスタント3名の操作補助に励まされながら、「忘年会のお知らせ」と題したワ−ド文書の作成に取り組んでおられました。基本の文字入力から、右寄せ・センタリング・フォント・段落・オ-トフォ-マット・記号や特殊文字などでの編集作業。また図形描画のワ-ドア-トやオ-トシェイプを駆使してカラフルで見易く、分かり易くて訴求力のあるワ−ド文書の作成に、四苦八苦しながら、かつ楽しみながら挑戦されていました。
- 田中講師のモット−は“パソコンは苦しまずに楽しみましょう”&“健康増進やリハビリにも役立ちますョ”です。パソコン・アレルギ-を払拭するのに最適な講座だと思います。
- シニア向けの適切なテキストが市販されていないのが悩み。今後は自分でテキストを作成すべきだろうかとも考えておられる、そのテキストが待たれます。
- 今年で6年目の受講者総計は500名にもなるとか。ホントに沢山のシニア市民が田中講師に教えていただき、パソコンを楽しむことができているのですね。
- 今日でワ−ド文書3つ目です。田中先生のご指導は大変分かり易く、毎回あっという間に時間が過ぎてしまいます。できれば1時間半でなく2時間にしてほしいです。
- 何回も何回も同じことを質問していますが、田中先生はニコニコと笑顔で何度でも丁寧に教えてくださるので、安心ですしうれしいですね。
- できればワ−ド(Word)の各操作手順が記載されたテキストがあれば、家で復習する時まごつかなくて助かるのですが。教室では分かっていてもすぐ忘れるものですから。
- 教室のパソコンは「XP」で家のが「Vista」なので、同じ操作でも分かり難い。教室のも早く「Windows
Vista」にしていただけないでしょうか。
- 始めの5〜6年間はまったくパソコンに触ったことのないシニアの方がほとんどで、スイッチのオン・オフからの指導でした。最近の受講生は団塊の世代で会社などで一度は触れたことのある方が割合に増えてきました。
- そのため内容もまったくの基礎というより、実際にワ−ド(Word)文書を数多く作成してみる、そこから操作を習得していただくことを主眼にしています。
- 私はこの上のクラス、初級コ-スを修了された方が受講される「シニア・パソコン講座(準中級)T」前期と後期の各15回コ−スも担当させていただいております。併せて1年半ですが、その頃にはビックリするぐらい、ものすごく皆さん上達されています。
- 受講生の皆さんから、毎年パソコンで作成された年賀状や絵ハガキをいただきますが、うれしいですね。楽しんでおられる様子が良く分かって……。
茨木市立生涯学習センタ-の平成21年度教養講座「シニア・パソコン講座(初級)T&U」は、平成21年5月〜平成22年2月にかけて計30回の通年シリ−ズで、毎週土曜日に初級Tは午後A(13:30〜15:00)、初級Uは午後B(15:30〜17:00)の時間帯で、生涯学習センタ−"きらめき"4階のIT学習室で開催されています。
受講者の感想・意見など
田中先生は平成13年度から本講座「シニア・パソコン講座(初級)」の講師を継続・担当されておられます。始めの6年間は前期と後期が独立した各15回シリーズで実施されていましたが、平成19年度からは受講希望増などに対応し1年間の通年講座で30回シリーズに、かつ同一内容で初級T・初級Uの2コースに拡大して実施されております。
60歳以上のシニアでパソコン操作の未経験者を対象に、1人1台のパソコンを実際に使って、基礎からゆっくり、じっくりと体験していただく講座。電源の入れ方・切り方、マウスの使い方などを一から指導。さらにワード(Word)を使って日常的な文章の作成、また年賀状にも挑戦、インターネットの使い方を習い、電子メールも体験していただく。
テキストは『悠々自適パソコン超入門Windows XP版』と、田中先生作成の日常的なワード文章5つなどを材料に、1年間30回、計45時間かけて習得していきます。