と き:平成23年5月~平成24年2月 全30回
ところ:生涯学習センターきらめき 1階 アトリエ
田中紀子先生は、平成18年度から生涯学習センタ-実技講座「楽しい手織」(初級)を、また19年度からは同講座の(中級)コ-スも担当されておられます。今回紹介します講座「絵織」は、「楽しい手織」(初級)&(中級)卒業生からの更なる上級コ-スを要望する声に応え、別コ-スとして今年度(平成23年度)から新しくスタートした講座です。
織機でなく型枠機に約80本もの経糸を張り、自分が描いた下絵をバックに置いて、それにもとづいて緯糸(横糸=カラフルな毛糸など)を通す綴織という手法で、タピストリ-(壁掛けなど)を織っていくものです。
- 定刻前に自主的にスタ-トし、終了定刻後もキリの良いところまで延長し熱心にされている、田中講師は見回って適宜アドバイスされるのみ、という感じでした。
- 受講生の夏休み完成作品を拝見しましたが、写真のような素晴らしいものでした。ぜひ実物で一度観ていただきたいです。写真より数段上の素晴らしさがよく分かると思います。
- 田中講師によると「今の受講生の皆さんは、『手織』コ-スを経験された方ばかりなので安心して見ていられる、私(田中講師)はいなくても大丈夫」とのことですが、雰囲気からも分かりました。
- 田中講師の「日展委嘱」とは、あの有名な「日展」へ無審査で出品できる資格を有しているとのこと。そんな先生(茨木市在住)に指導していただけるのは幸せだと思います。
取材は、講座全体の中頃となる第13回目の平成23年9月9日(金)にさせていただきました。本講座の募集定員は16名、受講申込者8名(オ-ル女性)、本日出席7名の方々が、和気あいあいとアットホ-ムな雰囲気の中で、各参加者が自由製作の課題に熱心に取り組んでおられ、作品の姿が徐々に現れつつありました。
- サブタイトル「心を織る」というのは、自分を束縛せず楽に自由に、遊ぶような気持ちで織って欲しいから。でも糸の色や作品にはその人柄が正直に現れます、不思議ですね。
- 講座の終了する頃に、できれば受講生全員の作品展示会をしたいですね。阪急茨木市駅ロサヴィアの市立ギャラリ-のような所で、多くの市民の方に観ていただけるように。
- 今年度スタ-トしたばかりなので、受講生が募集定員(16名)の半分なのが残念です。来年度はもっと多くの方々に「絵織」の素晴らしさを知って欲しい、できれば男性にも。
- 「楽しい手織」コ-スを卒業しましたが、何かを続けたくて「絵織」を受講しています。織機と違ってちょっと難しいですね。下絵に何を選ぶかによっても違ってきます。
- 講座では1年間で一つの作品を織るのがやっとだと思います。糸の色の使い方が一番難しいです。色によってイメ-ジがすごく変わってきますから怖いぐらいです。
- 田中先生は普段はすごく気さくで優しい方ですが、作品に対しての見方は厳しいです。でも指導やアドバイスは的確ですし、褒めていただけるのはやはりウレシイです。
「きらめき」実技講座案内
生命の樹
実りの秋
講師:日展委嘱 田中 紀子 氏