「きらめき」ボランティア講座案内
福谷碧峰講師に聴きました
大変好評を得ている講座で、今回も4.5倍もの申込者から抽選を経た定員の20名が受講されています。取材は第5日目の開催日である平成23年11月2日(水)にさせていただきました。
福谷講師の一文字ずつの基本説明にもとづき、ひらがな「や ゆ よ ら り る れ ろ わ ん」のタテ書き練習、そして「漢字かな混じり文章」のタテ書き、ヨコ書き練習を熱心にされていました。福谷講師はホワイトボ−ドに実際に書いて各文字の説明を、また何回も教室内を巡回して受講生一人ひとりに丁寧に赤鉛筆添削され、分かり易く指導されていました。
講座のあらまし
- 受講生全員に赤鉛筆で丁寧に複数回にわたって添削指導、説明される姿に福谷先生の熱意を感じ、それが講座の人気の一端でもあろうと思いました。
- ほとんどの受講生が開始時間の少し前に来て、静かに復習・予習されていました。
- ゆっくり丁寧に書く、字の基本原則を意識して書く、タテの中心線を意識する、同じ文章を最低3回は書いてみる、このような心構えで書くことが大切なのだと思います。
- 「成」「蔵」など「ほこづくり」のある字はタテ棒から先に書くのが原則と言われ、自分の書き方が間違っていることに気づきました。
と き:平成23年10月〜平成23年11月 全6回
ところ:生涯学習センターきらめき 4階 研修室
ビジネスに限らず、あらゆる場面で現代は、パソコンで作成した無味乾燥な文字や文書が主流ですが、一方では温かみのある、心の伝わる手書き文字(書道・硬筆など)も盛んです。
このボランティア講座「硬筆初心者」は、最初は平成21年度に開催されましたが、好評なので毎年度に複数回開催され、平成23年度の今回で7回目の開催になりました。鉛筆・ボ−ルペン・万年筆などの硬筆でもって、手書きのキレイな文字や文章が書けるように、その基礎を習得していただくものです。
受講生の感想・意見など
取材日の講座風景点描
講師:書道・水墨画・硬筆教室主宰 福谷 碧峰氏
- 私は40年近く「書道・水墨画・硬筆の教室」を主宰していますが、30年近く通っておられる生徒さんもおられます。それだけ奥が深いとも言えるでしょう。
- 硬筆には四つの基本があります。@まっすぐ見えるように書く A漢字とひらがなで字の大きさを変える B字と字の間隔を適宜に空ける Cヨコ書きは下揃えにする
です。これをマスターすれば、かなりキレイな字が書けるようになります。
- 毎回そうなのですが、今回の受講生の皆さんも熱心ですね。予習・復習をキチンとされておられるのが、字を見ていても伝わってきます。
- キレイな文字や文章を書けるようになるのに特別な方法はありません。この講座で習っていただいたことを忘れずに、短い文章を基本通りに何回でも自分で書いてみる、そして自分で添削してみる、その積み重ねが上達の近道なのです。
- キレイな字を書くというのは想像以上に難しいですね。家で主人や子どもに見てもらってますが、褒められ励まされるというのはウレシイです。もっともっと、と思います。
- 福谷先生の説明・見本文字と添削は大変分かり易く、納得させられることばかりです。
- ホワイトボ−ドに書かれる福谷先生の見本の字はホントにキレイです。良い例、悪い例もすごく分かり易いです。あの1/10でも書けるようになりたいです。
- 習ったことを家で復習することが大切ですね。教室でも時間前に少し早く来て練習しているのですが、なかなか満足いく字が書けません。
取材担当のアシスタントから