この人に会いたくて

 このコーナーでは、いきいき生活の達人を、市民の中から探し出し紹介します。話から見え隠れする、豊かな人生とは?  あなたも、きっと勇気づけられるはず。

服部正策さん 服部正策さん写真

小学校の頃から89歳の現在まで元気でサッカーを続けておられる服部さんに、サッカーの魅力などをお聞きしました。

サッカー中の服部さん

Q
サッカーを始められたきっかけは?

A
小学校の頃、近くに陸軍士官学校の馬場があったので、馬場の囲いの柵にある出入り口をゴールゲートにして、仲間達とサッカー遊びをしたのがきっかけで、旧制の7年制高等学校である東京高等学校のサッカー部に入ってから本格的にやるようになりました。

Q
そこまで続けてこられたサッカーの魅力とは?

A
サッカーは、足と体を使って一つのボールを取り合うゲームで、プレーの本質が紳士的なプレーを要求 されるフェアスポーツであったこと、また個人プレーでなくチームプレーであることが私に合っていたのでしょう。
学生時代、社会人時代、退職後を通してサッカーができる風土にあったことも大きいと思います。

Q
最近の活動状況は?

A
旧制高校の仲間達で  SOIというサッカークラブをつくり、今でも休日を利用して活動しています。このクラブの楽しみの一つは、年一回くらいの海外のオールドボーイチームを探しては、遠征試合を行うことです。今年は英国、昨年は米国とすでに10カ国20試合以上をしました。試合はだいたい負けましたが、チーム平均年齢ではどこにも負けたことはありません。
国内では一昨年のねんりんピックに大阪府代表で出場し、最高年齢賞をいただきました。

Q
元気の秘訣は?トレーニング方法は?

A
「何かをやっていること」です。定期的・組織的なトレーニングはしていません。体調維持に心掛け自己流トレーニングをしている程度です。そのほか、近くのアトリエで油絵を楽しんでいます。また、パソコンに挑戦したり、グループウォークに参加するよう心掛けています。

Q
服部さんにとって生涯学習とは?

A
「生き甲斐のある対象をもって生活すること」です。

シャキッとしたシャープな受け答えをしてくれた紳士で、すばらしい生涯学習(生涯スポーツ)の実践者だと敬服しました。



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