“市民のくらしに役立つ図書館をめざして”中央図書館は、平成4年(1992年)4月にオープンしました。
 現在、茨木市の図書館は貸し出しの多いことで全国的に知られ、子どもから大人まで幅広い層に利用されています。
そこで中央図書館を訪ね、蔵書や利用状況などについて聞きました。


中央図書館 1階

図書館のボランティア
 図書館にはボランティアとして活動しているグループがあります。
「グループ藍野」は視覚障害者のための録音図書の作成と対面朗読を、「茨木市バラの会」は点字図書の作成、図書館友の会「萠」は書架整理や図書館業務への協力(講演時の保育、本のリサイクルなど)をしています。


数値は平成15年(2003年)図書館要覧より

 所蔵していない書籍は、大阪府立図書館や国立国会図書館に問い合わせ、取り寄せることもできます。

図書館の概要
 市内には5カ所の図書館と7カ所の図書分室、移動図書館(ともしび号)があります。
資料は一般書と児童書が約125万冊、視聴覚資料や雑誌などが7万点以上あり、市民が気軽に利用しています。
登録率は30.6%、貸し出し冊数は396万冊を超えます。これは人口20〜30万都市の公共図書館としては全国一です。

利用者のマナー
 大部分の人は資料を大切に扱い、期限を守って返却します。しかしマナーの悪い人が年々増えています。 
資料に書き込みをしたり、絵や図を切り取った本は修復できません。指定された日に返却しない人も増えてきました。
みんなが楽しめるように気をつけたいものです。

担当:金原 崎間 宮原
 絵:金原



街を彩るモニュメント(2)
 前号では、元茨木川緑地周辺を中心にしたモニュメントを紹介しましたが、市内にはまだまだユニークな作品がたくさんあります。
『まなびどり』編集ボランティアは、それらの中のいくつかを訪ねました。
皆さんも一度訪ねてみてはいかがですか。


「悠久」
作:木村 光佑
自然科学や歴史上の事物を描き、悠久の歴史の中にある、感性と情感をテーマにした。
中央図書館(畑田町1−51)
平成4年(1992年)4月設置


「南からの風」
作:中島 一平
人々の心の優しさや暖かさを土と炎の造形により構成・表現した。
太陽の里 ともしび園(西穂積町8−2)
昭和63年(1988年)4月設置


「銅鐸の鋳型」
作:出土した銅鐸の鋳型をもとに、業者  に委託し拡大したもの。
昭和48年から翌年にかけて、東奈良において石で作られた弥生時代の銅鐸の鋳型が数多く発見され、その後文化財資料館が建設されたのを記念して作られた。
東奈良史跡公園(東奈良三丁目地内)
昭和59年(1984年)3月設置


「飛翔」
作:横江土地区画整理組合が業者に委託  して作ったもの。
地域の発展へのエネルギーと将来に向かって大きく羽ばたく姿を表現した。横江土地区画整理事業の竣工を記念して作られた。
沢良宜公園(横江二丁目地内)
昭和63年(1988年)1月設置


「連」
作:藤岡 幸夫
コミュニティセンターにおいて、人々がさまざまな出会いをし、多くのものを分かち合えるようにとの願いがこめられている。
西河原コミュニティセンター
(西河原北町7−21)
平成12年(2000年)8月設置


「水尾へかえる」
作:藤田 昌宏
水尾池の「蛙」にたとえて、水尾を出た人々が水尾をふる里と思い、この地にいつでも帰り、地域がさらに発展するようにとの願いがこめられている。
水尾コミュニティセンター
(水尾二丁目9−15)
平成11年(1999年)3月設置


「相倚りて愛の花咲く」
作:アリヨス・イエルチチ
緑化の推進と相愛の願いをこめ、その思いを素朴な鋼材(焼き付け)に託している。
若園公園 バラ園(真砂二丁目地内)
平成6年(1994年)4月設置

担当:上村 野間