昔のあそび

 昔懐かしい遊びが、今見直されています。身近な材料を使っておもちゃを手作りし、それで遊ぶ。
子どもたちがアイデアを発展させ、工夫を凝らして遊ぶ。
忙しい現代社会で、忘れられつつある“心を育てる遊び”を紹介します。

ぶんぶんごま

ぶんぶんごま
昔は大きいボタンなどを利用した。これは厚紙を使っている。厚紙を2枚合わせて円形にし、周りに切り込みを入れ糸を通す。糸によりをかけて引っ張ると、ぶんぶんと音を出して回る。

でんでん太鼓

でんでん太鼓
心地よい音が出る昔の代表的なおもちゃ。これはセロテープのしんに障子紙を張り、タコ糸にビーズを付けてバチにしている。回すとぽこぽこと軽快な音がする。

竹トンボ

竹トンボ
乾燥した竹で、羽根と棒を作る。ナイフを使って竹を削る場合は、子どもには注意が必要。牛乳パックとはしを使ってもできる。

鳴きセミ

鳴きセミ
棒を持って振り回すとセミが鳴くような音が出る。これは和紙、竹筒、ビーズなどを利用し、音を出すために、松ヤニを使っている。

くねくねヘビ

くねくねヘビ
昔は竹を使っていた。これはトイレットペーパーのしんをつないで作っている。くねくねとヘビのように動かすことができる。

皆様の写真

協力してくださった皆さんです。
手作りの伝承玩具で世代間交流を図ろうと、いろいろな場所に出向き活動されています。

あやとり

あやとり
1本のひもからいろいろな形を作る遊び。一人でも、二人で交互に取り合う「二人遊び」もできる。

お手玉

お手玉
歌いながら投げ上げたり、受け取ったり拾ったりする遊び。端切れなどで作り、中にアズキなどを入れる。

ビー玉・おはじき

ビー玉・おはじき
置いたビー玉に、それぞれのビー玉を当ててはじき出し、ビー玉を奪い合って遊ぶ。
おはじきは指先をじょうずに使ってはじく遊び。おはじき同士をぶつけたら両方もらえる。

こま

こま
ドングリに棒を刺して回す素朴なものもある。木で作られたものは、カラフルなものが多い。

紹介した遊び方は一例です。
おもちゃを作ったり遊んだりするときは、けがのないよう十分に注意しましょう。また周りにも気を配って遊びましょう。


担当:上村 西村