茨木市のごみの収集量は、最近5年間を見ますとほぼ横ばいとなっていますが、高い数値で推移しています。
市では、ごみの減量化や資源化、再利用を推進するために、さまざまな取り組みをしています。
そこで、私たちから出るごみがどう処理されているのかを紹介し、私たちにできることを考えたいと思います。

ごみの収集

茨木市では、ごみを普通・粗大・資源ごみに分別してステーション収集をしています。
普通・粗大ごみは、市のごみ焼却施設へ運ばれ、資源ごみは、委託した業者に
引き渡されます。また牛乳パックなどの古紙は、小学校や公民館などの公共施設
60カ所に回収ボックスを設置して拠点収集をしています。エアコン、冷蔵庫および
冷凍庫、テレビ、洗濯機、パソコンは市では収集しません。
(パソコンはメーカーに、他は購入店や買い替え店に引き取ってもらってください)
ごみの収集量は、平成12年度(2000年度)をピークに次の2年間は減少傾向でした。
しかし平成15年度(2003年度)には、人口の増加や事業系のごみの排出量により、
再び増えています。1日1人当たりの排出量も、大阪府平均、全国平均を上回っています。


ごみの資源化

資源ごみを除く普通・粗大ごみは、高温溶融炉によって処理されます。
溶融炉から排出されたスラグと鉄分は、舗装用土木資材やインターロッキングブロックなどに
利用されます。ごみ溶融システムの余熱は回収して施設内の電力に使われ、余剰電力は
売電しています。また、埋立処分が必要となるのは少量の溶融飛灰のみであり、
最終処分の量が少なくなり、ごみ処理のコストを低減できます。
ペットボトル、ビン、缶などの資源ごみは、再利用されたり、再生利用されて新しい製品に
生まれ変わります。ペットボトルは繊維などに、ビンはガラス容器や建築・土木材料に、
缶は飲料缶や電気製品、建築材料などに再生されます。
拠点収集された古紙(牛乳パック、新聞紙、雑誌など)は、トイレットペーパーや新聞紙、
菓子の箱などになります。


私たちにできること

■使い捨て大量消費の生活を見直そう。
■ごみになるものは買わないようにしよう。
■ごみにしない工夫をしよう。
■冷蔵庫の中を点検しよう。
■生ごみは水切りしよう。
■生ごみは堆肥に変えよう。
■ごみは透明(または半透明)袋で出そう。
■リサイクルを心掛けよう。
■グリーン商品を購入しよう。

ごみの減量やリサイクルは、私たちが住む街の環境を良くし、ごみ処理の
経費低減になります。
私たちの行動の一つが、環境の向上につながるのです。


担当:金原 宮原