指定保存樹木を訪ねて

 茨木市には、神社仏閣などを中心に27カ所、合計49本の指定保存樹木があり、市民の貴重な財産として大切にされています。古いものでは平安時代後期からで、今日までの長い間、茨木市の移り変わりを黙って見つめ続けた歴史の証言者です。
 『まなびどり』編集ボランティアは、その中から5本の保存樹木を訪ねてみました。
 皆さんも悠久の歴史に思いをはせながら、一度見てみませんか。

@クスノキ
●須賀神社
●鮎川二丁目
●指定番号 第15号
 大阪府指定文化財
 (天然記念物)
●指定樹齢 910年
●樹高 26.3m
●幹の周囲 6.1m

枝の張りが約25mもあり、茨木市で有数の堂々たる巨木。
@須賀神社のクスノキ

Aムクノキ
●岩作大明神
●安威一丁目
●指定番号 第44号
●指定樹齢 410年
●樹高 18.2m
●幹の周囲 6.37m

11月には「だるま講」がある。
A 岩作大明神のムクノキ

Bエノキ
●太田不動尊
●太田二丁目
●指定番号 第3号
●指定樹齢 160年
●樹高 9.3m
●幹の周囲 2.69m

太田不動尊は西国街道、太田橋の近くにある。
B太田不動尊のエノキ

Cアベマキ
●春日神社
●春日五丁目
●指定番号 第5号
●指定樹齢 80年
●樹高 16.8m
●幹の周囲 1.64m

神社内には、国の重要文化財「石燈籠」がある。
C春日神社のアベマキ

Dクスノキ
●伯光神社
●水尾三丁目
●指定番号 第1号
●指定樹齢 210年
●樹高 17.6m
●幹の周囲 5.21m

わらで作った龍をこの木に登らせ、雨乞いをしたという言い伝えがある。
D伯光神社のクスノキ

担当:野間 宮崎