奈良すずらん会

 平成6年(1994年)に、奈良町に住む有志の間で一つの話題が出ました。「自分たちの励みになるような活動はないだろうか」という話題でした。家事全般を見てもあらゆる生活の場には電化製品があり、以前よりも時間的なゆとりができました。そのゆとりを生かして、人生を有意義に過ごしたいとの思いからでした。
 話し合いで、「そうだ、みんなでリズムに合わせて民踊をやってみよう」ということになり、始まったのが「奈良すずらん会」です。
 奈良町には農業会館があるので、そのホールを会場にしてさっそく練習を始めました。しかし、練習するうちに自分たちだけで踊って満足するより、社会のために役立ちたいと考えるようになり、茨木市社会福祉協議会のボランティアセンターに登録をしたのです。
 活動場所は、老人ホーム、グループホーム、デイサービスセンターなどです。幼稚園や保育園でのお誕生日会やクリスマス会などにも出向いて踊ります。また8月には、盆踊りの依頼もあちこちからいただき、出かけていきます。
 時には市外の催しにも参加し、「盆踊りin大阪ドーム」では総勢5,000人の人たちと踊ることができました。全国規模の集まりでは、「元気おどりんピック」や「全国盆踊りコンクール」などにも出場し、活動の励みになりました。
 これからもメンバーが心をひとつに合わせて活動を続けていきたいと思います。そして一人でも多くの方に喜んでいただき、やってよかったという感動を味わいたいと思います。
 
連絡先 西村 悦子   623−6278

街ingいばらき
(まっちんぐ)        

 私たちの活動は、茨木市の都市計画課が主催した「まちづくり塾」がきっかけで始まりました。せっかくまちづくりに興味のある者が集まっているのに、塾だけで終わらせるのはもったいないので、引き続いてもっと情報交換や勉強などができればという思いからつくりました。
 現在のメンバーは30歳代から70歳代の約30人で、定年退職した者や会社員、接骨院経営者、教師、建築士、骨董屋、市職員などバラエティーに富んでいます。メンバーは、「街ingいばらき」以外にも積極的に幅広い活動をしており、そんな活動の情報交換の場にもなっています。
 主な拠点は、築80年ほどの古い民家(メンバーの骨董屋)の奥座敷です。中庭を見ながらの月1回の例会は、暑さ寒さや四季の花など、現代生活では少なくなった季節感を感じながら行います。例会以外には、あちこちに見学に行きます。茨木市内はもちろん、神戸や箕面、枚方など面白そうな場所には出かけていきます。
 この活動を通して、今まで気が付かなかった茨木市の良いところや足りないところ、失われつつあるものなどを考える機会ができました。また、他市の良いところを見ることで、茨木市のまちづくりのヒントになる多くのことを学びました。
 この学びを生かして、まちづくりの実際の提案を少しずつでもできるような活動も増やしたいと思います。
 本町にある茨木交流倶楽部には、私たちの月報『街ingいばらきニュース』が置いてありますので、ぜひ一度ご覧になってください。

連絡先 杉山 英俊      632−0941