茨木市は、子育てにかかわるすべての機関、地域、市民の人たちとネットワークを組み、子どもたちを見守っていくことをめざしています。
　茨木市立子育て支援総合センターは、乳幼児の子育てについての相談やその他の支援を行い、乳幼児の健やかな成長を図ることを目的に開設されました。

　子育てや児童虐待などの相談は、保育士、心理判定員、総合相談員が対応しています。親にとっては、子どものちょっとした行動も気になるものですが、ささいなことでも電話で気軽に相談できます。昨年8月の開所以来、200件を超える相談があったそうです。
　面接相談では、子どもやその保護者に必要に応じて、心理療法（セラピー）も行われます。この相談は予約が必要です。また体への暴力や言葉の暴力、育児放棄などの児童虐待の相談も受けています。相談は子ども自身、保護者、ご近所の方など、どなたでもできます。子どものわずかな変化や心身が傷ついているのではと思うようなことがあれば相談をしてください。解決に向けて、関係機関と連携し対応してくれます。
　「子育てにはさまざまな不安がありますが、育児はこうあるべきという思い込みを無くすことも大切なことです。気軽に相談してください」と当センターの所長が話してくださいました。

　つどいの広場は、いつでも好きなときに親子で遊びに行くことができ、気軽に集い、語り合い、交流が図れる場です。就学前の乳幼児をもつ保護者とその子どもが対象です。子育て支援総合センターには「ぽっぽルーム」があり、原則として、保育ボランティア2人が見守っています。取材に訪れた日には、多くの親子が楽しそうに遊んでいました。
　市内にはこのほか7カ所につどいの広場があります。市では平成21年度（2009年度）までに、合計14カ所の広場の設置を目標にしているとのことです。