茨木市教育研究所
第2土曜科学教室

 第2土曜科学教室は、市民総合センター(クリエイトセンター)で、8月を除く毎月第2土曜日に開催されています。
 市内に住む小学3年生から6年生を対象にした教室で、理科に親しんでもらおうと毎回楽しい実験や観察が行われています。

第2土曜科学教室ってどんなところ?

 第2土曜科学教室は、平成4年(1992年)9月から、全国の公立学校で第2土曜日が休みになったのをきっかけに始まりました。子どもたちの活動場所として開催されるようになり、暴風による警報発令があった回以外は開催され、14年以上続いています。担当しているのは、教育研究所の理科教育担当者で、身近な自然現象やくらしの中の科学的事象を、実験や観察、理科工作を通じてわかりやすく解説しています。

ある日の実験「氷のはなし」

「コップの中に氷の固まりを入れ、縁まで水を注ぎます。氷が溶けたら水はあふれますか。そのままですか。減りますか」。この先生の問いかけに、子どもたちが「ええ!!」という表情になりました。そこから今日の科学教室が始まりました。
 次の実験では、氷の上に2本の指を乗せます。それからそのうちの1本の指には塩を付けて氷の上に置きます。どちらの指が冷たく感じるか、子どもたちは体感温度の違いを比べていました。そして「こっちの方が冷たい!」と大きな声で答えていました。
 塩が氷点を下げる性質を知った子どもたちは、自分でアイスキャンデーを作る実験に挑戦します。子どもたちは目を輝かせて水筒に氷と塩を入れ、その中でアイスキャンデーを作っていました。
 また、インターネットでいろいろな雪の結晶を見た後、「雪の結晶には、二つと同じものがないそうです。それはどうしてでしょうか」という問いが投げかけられました。不思議そうな子どもたちの表情。
 用意された三角形の紙片を、一定のルールに従って並べていくと、雪の結晶のモデルになっていきます。これは氷の結晶とも共通したモデルです。(詳しくは下記ホームページアドレスでご覧ください)
 担当の向井先生は、「子どもたちが科学を探究する目を持ってくれるような実験や観察、理科工作などを選んでいます。初めて参加する子どもたちやどの学年の子どもたちも知的好奇心を発揮できるように、毎回工夫をしています」と話しておられました。


市民総合センター(クリエイトセンター)
 南館4階 科学実験室
毎月第2土曜日(8月を除く)
 10:00〜11:30 (90分)
参加費無料(道具や材料を必要とすることがあります)
募集人数 
 市内の小学3年生〜6年生 各回35人
 (実験の内容により多少の変更があります)
申込期間
 毎月1日から開催日の前日(土・日曜日、祝日を除く)まで  9:00〜17:00
 茨木市教育研究所
  〒567-0888 茨木市駅前4-6-16
  TEL 626-4400