二十三年間の勤めを終えて再び専業主婦になるまでは、毎日がめまぐるしい日々でした。勤めを終えれば、少しはのんびりしたいという思いもありましたが、仕事をやめた途端、なぜか心がむなしく感じられ、焦りにも似た気持ちになりました。
そんな思いから希望した『まなびどり』編集ボランティアの仕事。不勉強で思うようにお手伝いできませんが、編集会議、取材などすべてが新鮮で、ほどよい緊張感もあり、それが私の刺激となり学習となっています。
孫たちの洋服を縫うことやいくつかの趣味をもう一歩進めること、また絵画にも再挑戦をして作品を仕上げることなどやりたいことはいっぱいあります。
しかし今、六人目の孫の誕生や娘家族の引っ越しなどで忙しい日々を過ごしていて、まだまだ必要とされている自分を感じています。
新しい人との出会いは私の心を豊かにしてくれます。これからも何らかの形でお手伝いできることがあればいろいろなことにかかわりたいと考えています。
西 崎 澄 子