市民インタビュー
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茨木市民の中からいきいき生活の達人を探し出し、紹介するコーナーです。話から見えてくるその豊かな人生に、あなたもきっと勇気づけられることでしょう。 |
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茨木市の市街地からバスで1時間もかからない山里に、地元の農家の人々が協力して、新鮮で安全・安心な野菜や加工品の味噌、パンなどを販売している「de愛・ほっこり見山の郷」があります。そこには、市内だけでなく市外からも多くの人が野菜などを求めて訪れます。 そこで、この施設理事長の才脇さんに、施設の目的や今後の目標について聞きました。 |
運営にあたり、才脇さんが大切にされていることは何ですか。 一番大切にしていることは、消費者の皆さんにおいしく安全なものを買っていただくということです。また、私たちこの地区の住民としては、ここの自然や農地を大切に守っていくということです。私自身、この地区の農家に生まれ育って、子どもの頃から当然のように農作業を手伝ってきました。10年前に仕事を辞め、また、ミニトマトの栽培など好きだった野菜作りを始め、この地区の風土も熟知していましたから、「見山の郷」で自分たちがなすべき方向はよく理解していました。それは、安全・安心な野菜や加工品を提供し、多くの人に喜んでもらい、またここへ来てもらう。それがこの地区の活性化につながり、また、活性化することで新たな野菜作りや加工品を生み出し、その結果が、自然や農地の保全につながるというサイクルを目指すことなのです。
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「安全・安心」のためになさっていることは何ですか。 私たちは、野菜や米作りに手間暇をかけて、できるだけ農薬や化学肥料の使用を少なくするように心掛けています。組合員が「見山の郷」に出荷する場合は、品目ごとに農薬防除履歴報告書の提出が義務づけられています。また、大阪府が認証している環境にやさしい農法で、従来の栽培に比べて農薬と化学肥料の使用を半分以下にして生産する「大阪エコ農産物」の栽培にも取り組んでいます。
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