英会話初級−元気のでる英会話
 外国の人と英語で話がしてみたい…。でも、なかなか思うように話せない・・・。
話しかけても通じなかったらどうしよう…。
 そんな人のために、講師の木村先生に幾つかのアドバイスをしていただきました。

講座ではどのようなことに重点を置かれていますか。
 タイトルにもあるように、「元気のでる」授業を心掛
けています。皆さんには、全員いっしょに、または、1対1の形
式でダイアログを繰り返し音読していただきます。家に帰ったらお腹が空いたと思うくらい繰り返し声を出すことで、自然に英語が口から出るようにするためです。講座では1分間スピーチもしていただきます。簡単なフレーズでも人前で英語を話すことは自信につながります。また、英語の歌を全員で歌います。これは英語のリズム感を養い、フレーズを覚えやすくするためです。講座の期間中に2曲覚えていただきます。

受講生の皆さんの様子はいかがですか
 ここに来られている受講生は目的がはっきりしている人が多いですね。海外旅行のため、孫と英語についての話がしたいため、国際化している現状に遅れないためなど明確な動機付けがあります。一つでも多くの英語を吸収しようと皆さんとてもどん欲です。質問なども的を射たものが多く、圧倒されることがしばしばです。
 講座の定員は30人ですが、毎回それを超える応募があり
ます。しかし残念なことに、講座が始まってから早い時期に3・4人の方がおやめになります。中にはほかの人と比較してやめてしまう方もおられます。もう少しがんばっていただくと、英語の面白さがわかってもらえると思うのですが…。続けていると少しずつ楽しくなってきます。すでにこの講座を修了し、自主的にグループを作って英会話を楽しんでいる人たちもおられます。継続こそ力なりです。

英会話を上達させるには毎日の努力が必要ですが、
どんなことに気を付けて学習すればいいのでしょう。

 基本は英語文をたくさん朗読することです。どんな文章でもいいのでそれを毎日10回程度音読するのです。ただし、一つの段落に知らない単語が2・3個くらいまでの文章を朗読します。それと並行して、CDなどに録音されている会話の声に自分の声を重ねて練習しましょう。その時、鏡で自分の口の動きを見ます。それを繰り返しているうちに、次第にネイティブの声に合ってきます。テキストは欲張らずに、1冊(多くても2冊)をじっくりと一定期間やってみることです。また、ご家族に自分の話す英語を聞いてもらったり、ゲーム感覚でテレビやCDなどで流れる英語を聞いて、どれだけ理解できたかを競争するのも楽しく学習できていいと思います。必ずや、お口からポロリと英語がこぼれます。

英語を話す場面があっても躊躇してしまう人がたくさんいます。そんな人にアドバイスをお願いします。
 発音や文法を気にしていると前に進めません。機会があればどんどん話すようにしましょう。どの国の言葉でも訛や方言があるのですから、気にせずに覚えた単語やフレーズを使って話し掛けましょう。伝えようという強い気持ちをもって話すと相手も違ってきます。旅行に出かけるときは、ホテルや街で1回以上は英語で話し掛けようというような目標を持つのもいいですね。恐れないで厚かましく、自分の知っている英語を駆使して話しましょう。
    
講師の木村先生                   受講生の皆さん