家の中を見渡しながら、〜使わないものを整理したい。どうしたらすっきりするの?〜と
思わず考え込んでしまうことがあります。
 そこで、リサイクル収納アドバイザーで茨木市環境教育ボランティアの常藤和子さんに、
家の中をすっきりさせるコツを伺いました。
家の中をすっきりさせ、しかもゴミの量を増やさない
ようにするには、どうしたらいいのでしょう。

 
ものを買い過ぎないことが大切です。ストックをいくつも置いておくと場所を取り、ますます整理しにくくなります。テーブルや床にものを置かない、それだけで家の中がすっきりします。それには、戸棚や引き出し、押し入れを整理して収納することです。セーターや下着は引き出しの幅や深さに合わせてたたみ、効率よく入るようにします。箱に入れて収納するときは、何が入っているのか一目で分かるように写真を貼ったり表記をしておきましょう。整理して使わないものが出てきたら、寄付やリサイクル、バザーに出しましょう。また、日用品を購入すると、それに付随して紙やプラスチックなどが付いてきます。それを収納に活用しましょう。後はリサイクルに出します。ゴミとして処分する量は最小限にしようと常に意識することが大切です。と思っています。

 




調味料やポリ袋の収納
牛乳パックや空き缶を利用しスペース全体を使う。下の段はスーパーやコンビニなどのビニール袋を三角にたたんでコンパクトにしている。
調味料やポリ袋の収納
牛乳パックを使って、菜ばしなど
を収納する
 
箸置きなどの小物の収納
ペットボトルを横にして上部を切り取り、箸置きを
収納して、牛乳パックで作った棚に入れる           

靴下やストッキングの収納
包装されたストッキングをそのまま仕切りに使う。トイレットペーパーの芯は手前に並べ両面テープで貼り付け、中にひざ下ストッキングなどを入れる。
常藤和子さん
 
      常時使用しないものの収納 
箱の外側に写真を貼ったり表記をして、何が入っているのか
一目で分かるようにする。

環境への配慮として、私たちができることは何でしょう。

 まず、節水です。洗面所や風呂ではコップ・洗面器などを使い、台所では流しっぱなしにしないで、ためすすぎをしましょう。電気はこまめに消し、省エネ製品を購入。スーツやセーターなどの気になるしわは、アイロンを使わなくても、前日霧吹きをしてハンガーに掛けておくと、翌日には自然に伸びています。小さなことと思いがちですが、積み重ねると、それが後で大きな差となってきます。
 冷蔵庫の中を常に整理しておくことも大切です。味噌やジャムなどよく使うものには「指定席」をつくり、そのスペース以上に増やさないことです。無駄に買い込んで、結局は捨ててしまうことがないようにしましょう。 また、台所などの収納で、容器やシートをわざわざ買わなくても、牛乳パックやペットボトル、空きびんなどを利用して収納することができます。
 「我が家」がいつもすっきりしていて、しかもゴミを出さないようにするには、テレビや新聞などでこまめに情報を入手することも必要です。専用のノートを作ってメモしておき、それをどんどん取り入れ実行しましょう。