歌謡サークル 洋薫会
ハート・男の料理
 私たちは、生涯学習センターきらめき講座「リズムから入る歌謡講座」の修了生の幾人かが集まってできたグループです。歌謡音楽の趣味を通して、歌唱力の向上と共にメンバー同士の親睦を図っています。
洋薫会を立ち上げた当初はメンバーは約10人でしたが、その後増えて現在は約20人です。年齢は40歳代から70歳代と幅広く、男性が女性より少し多くなっています。
 練習は生涯学習センターきらめきで行っています。月に2・3回集まり、そのうちの1回は、歌唱力の向上のために先生に来ていただき指導を受けます。まず、音階の発声から始めて、次にカラオケを使って一人ずつ個別に自分の好きな歌を歌います。先生からは、「言葉をはっきり言いましょう」「ここの所はもう少し長めに歌いましょう」「ここは声を高くした方がいいですよ」などさまざまなアドバイスをいただきます。
 自主活動では、先生に指摘された所を参考にして、各自順番にカラオケで練習します。ほかの人はそれをじっと聴いています。人の歌を聴くことも練習になるからです。先生の的確なアドバイスで、メンバーは着実にレベルアップしています。中には人前で歌ったことがなく、退職を契機に何とか人前で歌いたいとメンバーになった人もいます。一人で歌わなければならない前日の夜は眠れないことがあったそうです。今では楽しく歌うことができるようになったといいます。
 12月には、生涯学習センターきらめきで行われた「きらめきフェスタ2008」に出場して、練習した曲を披露しました。 
 これからも、メンバー同士、和気あいあいと楽しく練習を続けたいと思います。
 毎月1回土曜日に、エプロンを掛け頭にバンダナを巻いた前期高齢者約30人が生涯学習センターきらめきに集まって料理をする姿を想像できますか?
 10年ほど前に、茨木市の障害福祉センターハートフルで、男性料理講座が開催され、それに参加したメンバーを中心に、「ハート・男の料理」が結成されました。男性料理教室としてはパイオニアの部類に入るのではないでしょうか。
 それぞれ入会の動機は異なり、料理を作ることが純粋に好きな人から、一人残された時のために参加している人などさまざまです。腕前もプロの板前に相当する人から、残念ながら、みんなと集うのが好きで、家ではほとんど作らない人までレベルもいろいろです。
 紅1点、管理栄養士の西部先生を迎えて、朝10時に料理開始。お昼に自分たちが作った料理をいただきます。先生は大阪の伝統野菜や有機農法、食育への熱い思い入れをお持ちで、私たちは大きな影響を受けています。この年代の会員のほとんどは「男子厨房に入らず」のもとで育てられました。しかし、今、私たちは目覚め、「料理を作ろう」「学ぼう」としています。会員たちは、みんな優しくしっかりしていて、多彩なアイデアもひらめく、本当に楽しい仲間です。
 春には花見に焼肉、秋には紅葉のもと、山荘での食事などイベントがいっぱいです。中には、本格的な蕎麦打ちに挑戦して、あちこちで振舞って喜ばれている会員もいます。来年は結成10周年を迎えます。
現在、今までに作った全レシピを写真入りでCD化する作業に取り掛かっています。膨大な作業ですが、会員の熱意で完成に向かって進んでいます。