市民インタビュー
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茨木市民の中から「いきいき生活の達人」を探し出し、紹介するコーナーです。話から見えてくるその豊かな人生に、あなたもきっと勇気づけられることでしょう。 |
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今年90歳を迎えられる坂本さんは、茨木市が生涯学習センターを設立した最初の年(平成2年・1990年)から毎年欠かさず講座を受講されています。今も学ぶことが大好きな坂本さん。そのあふれるエネルギーの源はどこから来るのでしょう。 |
生涯学習センターへはずいぶん前から通われているそうですね。 養精中学校の横にできた時から通っています。当時は性の受講生が多かったのですが、しだいに定年退職をした男性の受講者が増えてきました。そのころは、日本と世界の農業に関する講座や経済に関する講座などを受講していました。生涯学習センターが畑田町に移り家から遠くなってからは、1講座だけを受講するようになりました。 今、受講しているのは、西島先生の「江戸時代の町人文化−西鶴・近松から−」です。帰りのバスの待ち時間には、隣の図書館で本を読むことにしています。今読んでいるのは、鎌倉時代の『吾妻鏡』という歴史書です。 生涯学習センターでの受講の楽しみは何ですか。 今、私が学んでいるのは、江戸時代の前半、上方が経済の中心だったころの西鶴や芭蕉、近松を代表とする町人文化についてです。私は大学で近世文学を専攻し、卒業論文が西鶴に関するものだったので、学者や時代の移り変わりによって、論じる所や捉え方がさまざまに変わることを知り、とても興味深く学んでいます。
私は若い時からずっと大学で勉強したいと思っていました。戦後の学制改革で男女共学になり、ようやく大学の門を叩くことができました。大学では、戦後大きく変わった世の中の流れも勉強しようと思いました。専門学校を卒業して10年以上経った昭和25年(1950年)のことです。 そして今、私の学ぶ意欲は少しも衰えていません。世の中の変化に気付かないと、正しい判断ができないと思うからです。そのためにも、いろいろなことを積極的に学び続けたいと思います。また、講座では、人との出会いも大切にしています。若い人と話をすることは楽しいし、今の世の中を知ることにもなります。 |
ほかに趣味などはお持ちですか。 |
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