市民インタビュー
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茨木市民の中から「いきいき生活の達人」を探し出し、紹介するコーナーです。話から見えてくるその豊かな人生に、あなたもきっと勇気づけられることでしょう。 |
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定年後の生活をより楽しいものにしようと、趣味として写真を始めた大島さんは、ある日、「水玉の世界」に魅せられます。レンズを通して見える、直径2、3ミリの水滴の中には、美しい世界がありました。 |
写真を撮ってみようと思われたのはいつ頃ですか。 定年を5年先に控えた平成7年(1995年)頃です。常々、定年後は生きがいをもって生活したいと考えていたので、今からその準備をしておこうと思い、一石三鳥にもなる写真(アウトドアで健康に良い。いろいろな場所に行ける。結果が残り楽しめる)を趣味に選びました。結果的には、いろいろな人とのつながりも持てるという、一石四鳥になりました。 水滴の写真を撮ろうと思われたのはなぜですか。 平成16年(2004年)の夏、展覧会で水滴の中に被写体が写り込んでいる写真(これを私は「水玉」と定義しています)を見て、とても驚き感動しました。今までこのような写真に出会ったことがなかったので、まさに青天のへきれきでした。私にもこんな写真が撮れないものかと半年以上試行錯誤し、やっと撮影方法を見い出して、今の作品につなげることができました。
水滴の中の被写体がとてもはっきりときれいに写っていますが、どのように撮られているのですか。 水滴の大きさはせいぜい直径3ミリ前後ですから、その中に写っている花などの被写体を撮るのは、実際には大変なことなのです。撮り方は私の写真集『水玉の世界』の巻末で詳しく説明していますが、小さな被写体を大きく見せるマクロレンズを利用しても、それだけではまだ「水玉の世界」には入れません。このレンズに焦点距離を変える中間リング(エクステンションチューブ)を装着することにより、倍率を上げ「水玉の世界」に入っていくことができるのです。多くの方がこの世界に挑戦されますが、一番難しいのはピント合わせです。2、3ミリの被写体にピントを合わせるのは根気が必要です。しかし、辛抱強く回を重ねていくときれいに撮れるようになると思います。
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個展を見に来られるお客さまの反応はいかがですか。 新たな輝きとなりました。 そして一粒の雫だけれど 無限の広がりを与えてくれました。
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