10月5日火曜日。快晴の秋空の下、午前9時43分、阪急茨木市駅発忍頂寺行きの阪急バスに乗車。午前10時25分、免山バス停で下車。佐保川のせせらぎを後にして歩き始める。大阪府水道部ポンプ場横の階段を上ると、彼岸花とコスモスが目の前に広がっていた。梅原集落が見えてきた。柿の実が色づき始め、山里には秋の雰囲気が漂っている。しばらくすると集落の家が遠のき、道は山へと入っていく。檜などの大木がうっそうと茂り、太陽の光は樹木の間からわずかに漏れる程度だ。道を進むと小さな池があった。水面は半分藻で覆われている。前方を見ると道が20メートルほどぬかるんでいた。泥水からわずかに出た木材を足場にして渡る。その先の道は多少の起伏はあるが、おおむねなだらかだ。周りの景色は、竹林、灌木、大木と変わっていく。
鉢伏山への道を案内する標識を通り過ぎしばらく歩くと、鉢伏山への登山口が見えてきた。登山道を息をはずませながら上へと進んでいく。ふと木立に目を向けると、紫に色づいたアケビがぶら下がっていた。
山頂に到着。標高296メートル。山頂からの景色は樹木が成長して少し見通しが悪い。しかし、空気は昨日降った雨のせいか澄んでいるように感じられる。日差しはまだまだ強い。
ここで40分ほど休憩をとることにして、お弁当を広げた。
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